
口コミさいとはどの程度の評価はあてになるのか?
皆さんは、就職活動や転職活動を通じて、会社の評判サイト・口こみサイトを見ると思います。
現在、大きく2つの大手のサイトが存在します。
1つ目が、Vokers(現 Openwork)
2つ目が、転職会議
このどちらかを必ず見ることになるでしょう。
これらの投稿がどの程度当てになるのか気になる方が多いと思います。
私も就活生の時に、このサイトをよく見ていて、これから働く企業に関して、非常に不安になった記憶があります。
今回はそんな口コミサイト(Openwork)の正しい使い方や、どれくらい当てはまるかについて、議論したいと思います。
1)口コミサイトの見方・使い方
2)サイトの特性について
3)サクラの存在
4)どの程度当てにあるか?

1)口コミサイトの見方・使い方
まず、基本的な部分について確認します。
このような口コミサイトは色んな人が投稿できます。
企業の総合職から、技術職、専門職、パート、派遣、アルバイトの人もそうです。
全てのコメントが混ざっています。
・貴方が、もし、理系特定専門職での就職を考えている場合、文系総合職の方のコメントは、あまり参考にならないかもしれません。
・一般職正社員の就職を考えているなら、総合職の人のコメントは当てはまらないかもしれません。
・平社員と管理職では180度職務が異なります。
・新卒就活生は意識しませんが、新卒の出世が有利な会社、もしくは中途のほうが年収が高い会社があります。新卒か中途かも確認しましょう。
なので、貴方がこれから働く職種のコメントを中心に見る方が良いです。


上のここに、年数・職種が書いてありますので、注意深く確認しましょう。
総合職・正社員・マネージャー・職種等です。
また、これ以外にも、働いた年数が書いていますので、できるだけ直近のコメントを参考にする方が良いでしょう。
10年前だとさすがに、社風・業績が変わってる可能性があります。
実際、10年前なら会社は成長していたが、現在は市場が飽和し、営業・マーケティングとして目標達成するのが不可能な企業も存在します。

2)サイトの特性について
・基本的に、転職を考えている人しかこのサイトを使いません。
なので、現在会社に満足していて、転職など一度も考えたことのない人は、これらのサイトにわざわざ書き込みません。
必然的に、転職する人のコメントしか残らないのです。
なので、超ホワイト企業で、離職者が殆どいない会社は、案外評価が低かったりします。(過去私がいた企業がそうでした。(笑))
また、1社に長くいる人のコメントは圧倒的に少なく、転職を前提にキャリアを考える人のコメントの方が圧倒的に多いです。
1社にずっと残りたいと考える人と、掲示板の人たちの考え方が異なるということです。
転職してキャリアアップしたい、年収を上げていきたいという考えを持つ人が多いので、長くのんびり働ける企業ではなく、
成長・スキルといった物が得られる企業が掲示板にて、高い評価を受けます。
このような口コミサイト掲示板では、日系企業、メーカー、省庁などではなく、ベンチャー、スタートアップ、コンサル、金融、外資系企業が評価が高い理由です。
なので、単純に、公務員・メーカー・日系企業の星評価が低いからといって、必ずしも外資系・ベンチャー・コンサルと比べて劣っているかと言われたら、正しくありません。

3)サクラの存在
これは人材関連業の方とお話するときに、必ず話題になるのですが、サクラは存在するかということです。
実際には、このような転職口コミサイトにも、ほぼ確実にサクラは存在します。
サクラの存在など、全く、気にしたことがない方が多いかもしれません。
皆さんは、なぜ、よくわからないベンチャー企業やスタートアップの企業評価が、他の優良企業を抜いて評価ランキング上位に組み込んでくるか疑問に思ったことはありませんか?
満足してない人が多いとは言え、大企業の方が入れ替わる母数の人数は圧倒的に多いはずです。
なのに、良く知らないベンチャーや中小企業の方が、良い評価をするコメント数が多で場合があります。
圧倒的に自社会社のことを賛美するコメント群(笑)
これは、所属する社員・人事が、自身でコメントを書き込み、自社の評価を爆上げています。
知名度のない企業は、ただでさえ、人が集まらないのに、評価が低ければ、まともな人材が来ないからです。
あくまでも、匿名の投稿サイトですので、複数のアカウントを作れますからね。
幾らでも操作は可能です。

4)口コミは、どの程度当てにあるか?
所詮はネットの口コミ掲示板。
人によって、何に価値を置くかは異なりますし、コメントは全て、個人の主観です。
悪い印象を持っている転職者は会社のことを、悪く書きますし、
愛社精神を持っているひとや、たまたま、仕事がうまくいった人は会社を褒めるでしょう。
同じ会社であっても、人によって、上司、配属、勤務地は違えば、仕事の難易度も大きく変わってきます。
客観的に見ることのできる、残業時間、制度、ノルマなどを参考の軸として、主観的な感想部分は社風をしっかりと抑える感じで見ると良いでしょう。
参考になるのは、例えば、、、
(昇給は少ないので、入社前にできるだけ賃金交渉はすべき。)
(朝食サービスや、家賃補助あり。)
(秋には、必須の運動会がある。)
(飲み会は多めで体育会系。)
といった部分です。
口コミの内容は、だいたい4割程度当たってるという考えで良いと思います。